芥川を選ぶんじゃなかった

皆さんこんにちは、演出、Noahです。
大体いつも演出なんですけど、このブログ。
今日は「演出です」を押し出して執筆したいと思います。
いやどうしたどうした、急に自分出して来たじゃん、って感じですね。
もしかしたら、数十年生きて来て、今、物心が付いたのかもしれません。
フロイト的に言えば、今までは超自我に操られていたと言えます。
確かに今まで、知らない間にお酒を何杯も飲んでいたり、
知らない間に知らないおじさんにおしぼりを投げ付けたりしているので、
その可能性は高いですね。
さっき、自我が覚醒しました。

 

というのは、
キャストのCaoriさんや吉田素子さんが頑張ってコラムを書いてくれていて、
しかも、このシーズン02からは、フリートークに全出演者が登場する、と。
みんなすっごい、思いを語っている!
なのに、演出だけ何も語ってない!
そして、フリートークの中で、みんな、
「ここは演出がこう言ったからこう演技した」
「演出はこういう提案をしていた」
とかいって、連呼しているらしいじゃないですか。
なのに、演出は1度も登場しない! 演出は本当に存在しているのか! どこにいるんだよ!
と言われまして。
メンバーの皆さんから。

 

じゃあ、なんでフリートークに出たくないかって言うとですね、
今この記事は、喋るのと同じぐらいの物凄いスピードで打っているんですが。
職場での動画編集、朗読のテキスト製作と音声編集、姿勢の悪さ、日頃の行いの悪さも相まって、
おかげさまで、腱鞘炎に掛かるぐらいなんですが。
口を通して喋ると、何故か黙り込んでしまうんです。
マイクを向けられて「さぁ自由に喋ってごらん」って言われたら、
多分「へへっ」とか薄笑いして、あとは無音のデータがずっと再生されている状態になります。
そんなものは要りません、放送事故です。
みんなよくあんなに喋れますね。
マーライオンの口から水が出るように言葉が出て来ますからね。
わたしもヨダレなら∞に出せるかも知れないけどトークは本当に出て来ないです。
頭の回転が速いんだと思います。
わたしは、ラジオとか司会とかできる人を尊敬します。

 

ということで、たまに、演出として何か書きます。

 

さぁ、”劇団ののと読む” シリーズも、
『竹の木戸』を経て、第02シーズンに突入しております。
おかげさまで、(応援してくださる少数の)皆様の多大なる声援を受けつつ、
ペースを掴みかけ、そして掴みかね、
「マイペース」という言葉を盾に進めております。

 

「いつ配信されるんだよ!」
「こっちは待ってるんだよ!」
「不規則だなぁ!」
なんて抗議が殺到することもなく、ぼちぼち地味に配信されています。
ありがとう、(少数の)皆さん。
理解ある、(少数の)皆さん!

 

「あれ、もしかして誰も待ってないのか!」
っていう疑惑は、脳内をよぎらないわけでもない、というより、
もうドヤ顔でカメラ目線で脳内横断歩道を通過して行ってますね。

 

種明かししますと、
大体、木曜日を目標に1週目はテキストを、2週目は音声を作り、
「あ、無理だったね」と言って、金曜日になったりしている状況です。
だから、それが調子に載って延長されると、
土曜日になったり、営業日だからな、とか言って月曜日になったり(何も営業してないけど)
翌週の木曜日になったりして行くんじゃないでしょうか。
最低ですね!

 

ほら、社会人の趣味だから。

 

って、「趣味だ趣味だ」と言い訳しているわりに、
凝って調べ物したり、しっかりイラスト描こうとしたりしてるから、
こういう速度になっちゃうんですけど。
だから、自分たちで言うのはなんですけど、単語帳や解説の内容は結構面白いはずですよ。
元々詳しいというほどではないんですが、
その筋の専門家に問い合わせて聞いた情報とかも載ってますし。
国立国語研究所の先生にも、
「文学の研究者自体は、あまりそういう角度から言葉自体を検証しないから、面白いね」
と言っていただきました。
ほらごらん、偉い先生もそう言っているんですよ。

 

あ、あと、物凄く、収録した音源に振り回されていますね。
ブログでも御覧になっていると思うんですけど。

 

自宅で、カオスな装置により、雑音入りまくり音量差ありまくりからの……

更なる混迷期には、雑音の代わりに宇宙人からの通信が音声に入り込んでしまい……

糸で吊った100均のおたまとキスしそうになり、心掻き乱される日々を経て……

最終的に、今は、シャンシャンの縁起に預かり、
100均の椅子の脚カバーを装着するところまで進化しました。

今後どうなっていくのでしょうか。

 

さて、そんな第02シーズンは芥川龍之介だ!
有名だし、みんな知っているし、とっつきやすいだろう?
って思ったんですけど、これ大失敗なんですよね。

 

まず、5人の出演者による目玉作品が、タイトル、『秋』……
秋って、あんた……もう初夏ですよ!
国木田独歩だって、秋に稽古して冬に収録して、
「わぁ、作品にピッタリ〜」とか言ってたら、
公開は、もうすぐ桜が咲く春でしたしね。
続けて、この『秋』を選んでしまうあたり、無計画の極みです。
「常に、2シーズン、季節がずれている」と言われましたが、
わたしの魂は南半球にいるんでしょうか。

 

更にですね、『蜘蛛の糸』はまぁ極楽とか地獄だから季節無しとして。
『蜜柑』は多分冬だし、『秋』の後に発表予定の『鼻』もどうやら秋なんです。
芥川は、『鼻』や『羅生門』みたいな、原作あって、季節感が要らない作品にも、
「これは秋だ」という設定を付け加えているんですって。
秋が好きなんですって。
暗くて悲しくてつまんなそうだから、ドラマが生まれやすい、みたいな理由らしいんですけど。
確かにそうかもしれないけど。
曇り空、さびれた街、どんよりした気分の人々、灰色の空気感……暗っ!!!!!

 

芥川、イケメンだけど、絶対に付き合いたくないです。
同棲したら押し入れにカビが生えそう。

 

芥川の描く男性たちが、『竹の木戸』とまた違った意味でヤバイ男たちなので、
その辺も、稽古場ブログで触れて行こうと思います。

 

ただ、やっぱり、文章は美しいし、解りやすいし、話も面白いです。
さすが文学と言えば芥川、芥川賞と言えば芥川、太宰が惚れた芥川です。
英語の文構造に似ているため、外国人の日本語教育でもよく使われるらしいですね。
なので、季節感がアレな感じですが、品質は(上から目線で)保証します。

 

次は、わたしではない、北半球感溢れる人たちが作品選びを進めてくれているので、
多分、夏には夏の、冬には冬の作品を鑑賞したり、できるようになるのではないでしょうか。
そのうち、栗田ばね、戸塚駿介、梅田拓などの独演も収録予定です。
季節感とイケボをお楽しみに!

 

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