芥川龍之介「蜘蛛の糸」|雪の日に収録しました

稽古場日誌
蜘蛛の糸
稽古場日誌

機材をセッティングします

本日は、車に乗って、とある公共施設の練習室にやってきました。

吉田素子さん、今日は1人で収録に臨みます。

しかし、その前に。

マイクを設置しなければなりません。

いい物を見付けました。

譜面代

お借りします。

設置します。

不思議な方法で。

大変アンバランスです。

いつボヨヨーンと崩れるか解りません。

恐ろしい緊張感です。

このタオルは、竹の木戸からお馴染み、マイクのウィンドシールド代わりです。

意味があるか無いかは、チェックしていないので解りません。

ちなみに吉田さん、マイクチェックの時、お笑いコンビの千鳥さん、朝ドラの「わろてんか」、自分の名前の由来などについて、すらすらと語っておりました。

録音を開始しました

さあ、全てが不安ですが、朗読を開始しました。

途中、隣のお部屋のサックスの音、バイオリンの音、部屋の時計の秒針の音などが聞こえていましたが、録音した音源には入っていませんでした。

不思議です。

これはもしかして……タオルのおかげなんじゃ……!?

そのかわり、変な宇宙人の喋りのような、UFOの音のような雑音が、あちこちに入っていました。

なんだったんでしょう?

吉田さんが宇宙人を呼び寄せてしまったのでしょうか。

録音が止まりました

スズキさんが、

「じゃあ、場面ごとに読んで、切りたい時に手を挙げて」

と言って録音を開始すると……

数行読んで、手が挙がりました。

スズキさんが、

「あ、本当に止めるんだね」

と言うぐらい、一段落ごとに止まります。 

宇宙人に止められているんでしょう。

無事に録音できました

彼女は、物凄くお腹が空いていたそうです。

数回、お腹が鳴っていましたが、その音は収録した音源に入っていませんでした。

でも、やっぱり宇宙人の声は入っています。

不思議ですね。

しかし、さすが吉田素子さん。

空腹を感じさせない朗読ぶり。

語りの部分から、セリフの部分まで見事です。

雪が降りました

収録が終わって外に出たら、雪が降っていました。

お昼ごはんを食べるために、ドライブスルーしました。

店員さんが雪の中で一生懸命働いていらっしゃいました。

暖かい部屋で食べてごめんなさい。

本当に。

皆さんに感謝します。

参考リンク

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