酒の随筆集 酒。ある人にとっては生活必需品であり、ある人にとっては別れようとしても別れられない魔物。酒によって人は喜び、酒によって人は死ぬ。文豪のなかに酒好きは多く、これまでに酒をテーマにした作品が数多く書かれています。そんな中から、ジャズに合う、しっとりとした随筆を集めてみました。酒好きが皆無の劇団ののが、酒に興じる文豪を斜め後ろから見たシリーズです。 2025年3月15日 酒の随筆集
海野十三の○年後+小酒井不木 「日本のSFの父」と言われる海野十三(うんのじゅうざ・うんのじゅうぞう)。戦前から戦後にかけて、子どもから大人まで幅広い人をわくわくさせる、多くのSF作品を遺しました。その中で、「○年後の○○」という形式のタイトルを持つ作品を、複数書いてい… 2023年11月12日 海野十三の○年後+小酒井不木
『高瀬舟』再訪 高校生の頃、国語の授業で読んだことがある気がする『高瀬舟』。でも、なんだか難しかった記憶しかない……。そこで、改めて読んでみることにしました。「著者が伝えたいメッセージは何か」。こんな国語でありそうな質問に、森鴎外先生は答えてくれていました。『高瀬舟縁起』は、森鴎外みずから『高瀬舟』について解説した文章です。 2023年3月11日 『高瀬舟』再訪
きつねのおはなし 「ごんぎつね」「てぶくろを買いに」など、わたしたちは小さい頃から狐が登場するお話に親しんできました。かつて狐は、人間の近くで暮らし、語られてきました。今では身近に語られることの減った狐ですが、日本人はどのように狐を語ってきたのでしょうか。き… 2020年12月05日 きつねのおはなし
横光利一が愛した妻 小説家・横光利一は、若くして最愛の妻・きみを亡くしました。きみの生前から死後にわたり、利一は繰り返し自分と妻をモデルにした小説を書きました。それぞれの作品を読み通すと、横光利一とその妻の関係が見えてきました。作品:横光利一『春は馬車に乗って』『慄える薔薇』『妻』『蛾はどこにでもいる』『花園の思想』 2020年3月07日 横光利一が愛した妻
劇団のの脚色&ダブルキャスト『指環』 とある列車の中。1人の男Aが、もう1人のBに話しかける。以前も会ったことがあるというこの2人。前回はちょうど、車内で指環がすられる事件があり、Bが疑いを掛けられた時だった。その事件の裏側に隠された真実とトリック、そしてAとBの正体とは……? ミステリー作家、江戸川乱歩が初めて、セリフを台本形式に書いた短編。落語のような、丁々発止の「べらんめえ調」が小気味好い!より分かりやすさを追求した劇団ののオリジナル版と、キャスト入れ替えによる、全4バージョンをお楽しみください。 2019年12月21日 劇団のの脚色&ダブルキャスト『指環』
背筋がぞくっとする話 ののラジオのレギュラーメンバー・吉田素子がプロデュースする、背筋がぞくっとする短編集。一口に「怖い話」といっても、いろいろな怖さがあるもの。耳で体験する、怪談、奇談。暑い夏も涼しくなるかも・・・?テキスト取り扱った作品は、青空文庫から全文お… 2019年5月03日 背筋がぞくっとする話
芥川龍之介作品集「秋」ほか 劇団ののでは、文学作品を、声で演じたり、効果音を付けたりすることを通し、「作品を読み取ること」「演出をつけること」の基本に立ち返ろう、と試みています。企画についての詳しい説明はこちらから!→次回企画:劇団ののと読む『竹の木戸』稽古を重ねて本… 2018年4月28日 芥川龍之介作品集「秋」ほか