海野十三の○年後+小酒井不木 海野十三『三十年後の東京』 時は昭和52年、東京。異常気象によって溶けだした万年雪より、謎の巨大鉄球が発見される! 観衆の見守るなか、中から出てきたのは、なんと・・・! 日本SE界の元祖、海野十三が戦後の1947年に少年雑誌で発表した「30年後の東京」世界。未... 2024年10月12日
海野十三の○年後+小酒井不木 小酒井不木『恋愛曲線』 親友「A君」の結婚式に、お祝いのメッセージを送る「僕」。この手紙と一緒にとびきりの贈り物「恋愛曲線」を届けるといい、その説明をはじめますが……。 僕とA君と「雪江さん」の三角関係で生まれる、ハート・ラブの極致「恋愛曲線」とは……!?... 2024年8月03日
ののトーーーク 【トーク】おたより紹介&文学フリマ告知 今回はトーク回。なななんと「ののラジオ」宛に、おたよりをいただきました! それも件名に「ありがとうございます」と……いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます。「ののラジオ」はいつでもインターネットの暗闇に球を投げ込んでおります故、... 2024年8月03日
横光利一が愛した妻 ※準備中 横光利一『美しい家』 ある日「私」と「妻」は、新しい家を探すため1日中歩き回り……。 横光利一が最初の妻との生活を綴った一連の作品から、「春は馬車に乗って」の前段にあたる時期のお話です。一緒に外を歩き続けた冒頭のあと、新居で妻は病床に就き、「私」は家その... 2024年7月28日
ののトーーーク 【トーク】技術トーーーク 劇団ののも、もうかれこれ5〜6年ほど活動してまいりました。(記憶が定かではありません。) 文学フリマにも初進出した今年、「ここらで少し、過去を振り返ってみよう!」ということで、メンバーによる、劇団ののの製作裏話・思い出話をお届けしま... 2023年12月23日
海野十三の○年後+小酒井不木 海野十三『十年後のラジオ界』 まるで現代のお笑い芸人が掛け合いをしているのかと錯覚してしまう、軽妙な、漫才のような会話。この作品の売り文句はなんと「科学コント」。 科学技術の進歩が目覚ましい当時、彼らは、「今後、ラジオがどうなっていくのか?」というテーマで語り合... 2023年11月12日
ののトーーーク 【トーク】文学フリマに出店しました 今回は作品を読まないトーク回です。2023年6月に開催された文学フリマに出店したときのエピソードをふりかえりました。 主なトピック 前編 収録のしかたを変えてみました文学フリマとは?ことの発端栗田ばねの初参加時の思い出劇... 2023年10月01日
『高瀬舟』再訪 森鴎外『高瀬舟縁起』 これは、森鴎外がなぜ「高瀬舟」を書いたのかという大変短い解説文です。高瀬舟は、江戸時代の随筆集「翁草」に着想を得て書かれた短編小説で、元は、淡々と同心が見聞きしたことを書き記したもの。 鴎外は、「その中に二つの大きい問題が含まれていると思った」と語ります。鴎外が大きく着目して、臨場感溢れるドラマに残した2つのテーマとは? 2023年3月03日
『高瀬舟』再訪 森鴎外『高瀬舟』 時は寛政の頃、ところは京都。桜散る春の夕、島流しの刑になった罪人を運ぶ高瀬舟に一風変わった男が乗せられる。およそ罪人らしからぬ清々しい表情に穏やかな態度を不思議に思った護送役の庄兵衛は、思わず何を思っているのか尋ねると、罪人喜助は身の上に起きたことを語り始める。 安楽死や貧困問題など、未だに誰も答えを出せない問いを時代を超えて投げかけてくる森鴎外の作品。法学専攻の学生さんからのリクエストにお応えして読みました! 2023年3月03日
きつねのおはなし 新美南吉『ごんぎつね』 山からふらりと村に来ては、人間にいたずらばかりしていた、きつねのごん。ある雨上がりの秋の日、村の若者、兵十が川でとったうなぎを盗んだごん。しかし後日、兵十のお母さんが亡くなったことを知ってから、ひとりぼっちの兵十に親近感を持ち、家の中にこ... 2022年10月07日