稽古場日誌の記事一覧

稽古場日誌

劇団ののでは、作品や演技について、ゆるゆる雑談をしながら稽古を進めています。
年齢・経験値・予備知識に関係なく、みんな自由に意見を言い合っています。

演技を作り上げていく過程で、作品についての疑問が解明されたり、意外な事実に気付かされたり。
高尚な話ばかりでなく、作品の内容を身近な人間関係や自分の悩みに当てはめてみたり、最近見たドラマと比べてみたり。
コラム記事やラジオのトークでは拾い切れていない細かい内容が、会話の記録に詰まっていることも。

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横光利一「蛾はどこにでもいる」|収録しました

作品本編はYouTubeでも配信中!妻が亡くなった後のお話今日は、横光利一さんシリーズの1つ、『蛾はどこにでもゐる』の収録がありました。こちらは、『春は馬車に乗って』を中心に考えると、夫が妻を看取った後……妻を忘れられず、海辺の街で痛みと向…
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横光利一「春は馬車に乗って」|夫婦仲良く収録でした

まずは本日のメニューから本日は、長らく稽古してきた横光利一『春は馬車に乗って』のキャスト、夫と妻の収録です。ブレているのは、なぜか朝から駆けつけてくれた栗田ばねさんです。一切出演していませんが、来てくれました。栗田さんがホワイトボードに書い…
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江戸川乱歩「指環」|スタジオ収録しました!

初めてのスタジオ本日は、江戸川乱歩『指環』の収録でした!音楽用のスタジオにて。ギター背負ったバンドマンたちに囲まれ、朗読。電話予約の際、「では、アンプ等の機材無し、ボーカルのみの収録ということでよろしいですか?」と尋ねられ「ボーカル? ボー…
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江戸川乱歩「指環」|もはや書き換えてもいいですか?

江戸川乱歩は文章がヘタクソだった?本日前半の稽古は、江戸川乱歩の『指環』です。乱歩が書いた文章が、ひどい、という点についての、議論です。どうやって直せばいいのか栗田「この文章はひどいんだよなぁ。本当にひどい。結局ね、これをうまく読もうとして…
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江戸川乱歩「指環」|ミステリーを演じるとみんな水谷豊になる

今日はミステリーを極める本日は、「指環」を、よりリアルな芝居に近付ける、且つ、本格ミステリー風にしようと、演劇風の立ち稽古をしたり、べらんめえ調を繰り返し練習したり、話全体の中でどこにメリハリを付けるかを考えたりしました。それでは、加賀美も…
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横光利一「春は馬車に乗って」|身体の状態と心の状態はリンクしている

今日は、「春は馬車に乗って」をより深く理解するために、横光と妻の新婚時代を描いた他の短編作品「慄える薔薇」の稽古を、舞台演劇のように立ち稽古でやってみました。楽しいお昼ごはん本日のお昼ごはんは、モスバーガーでした。外で待つ2人。梅田拓くんか…
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横光利一「春は馬車に乗って」|夫婦の会話は喧嘩?イチャイチャ?

本日の稽古は、夫役の梅田拓くん、ナレーションの加賀美もちこさん、「慄える薔薇」で妻の役を演じるスズキヨシコさんです。途中から、栗田ばねさんも参加してくれました。夫の演技は、実は結構難しい夫は、実は現代で言う「ツンデレ」なのではないか?闘病中…
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横光利一「春は馬車に乗って」|死に向き合う覚悟とは

前半稽古で、夫のキャラクターが掴めてきたところで、次の場面に行ってみました。次の場面の方が、より夫の心の動きを説明していたので、もっと掴めるようになりました。病気の時に臓物を食べるのは、栄養をつけるため?なんだか毎回おどけたりふざけたりしよ…
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横光利一「春は馬車に乗って」|現代の言葉づかいに置き換えると納得できる!

今日の稽古は、スズキヨシコさん、妻役の溝端育和(みぞばたやすな)さん、ナレーターの加賀美もちこさん、です。この夫って、妻に優しいと思う? 優しさってなんだろう?この夫婦、年配者を想像してしまいがちだけど、実は20代前半のはず!会話の意味が高…
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横光利一「春は馬車に乗って」|横光はキリスト教徒?

いよいよ具合が悪くなる妻今日は、後半の、肺病の妻の容体がどんどん悪化してきたところを中心に練習しました。田島裕人くんは、見学です。もうすっかり、ガッツリ演技を固めている溝端育和ちゃん。さすがプロ。座っての読み合わせなのに、舞台なみの演技です…
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