芥川龍之介作品集「秋」ほか 芥川龍之介『蜘蛛の糸』 極楽にて、池の縁を散歩していたお釈迦様は、地獄の血の池にいるカンダタを見付けます。カンダタは、極悪人だったため、死後、地獄に落とされたのです。お釈迦様は、生前カンダタが小さなクモを踏まずに助けたことを思い出し、クモの糸を地獄に向かって垂らします。糸につかまって地獄を抜け出そうとするカンダタですが……1918年、芥川龍之介が初めて児童向けに発表した短編作品です。 2018年4月09日 蜘蛛の糸