作品一覧

芥川龍之介作品集「秋」ほか

芥川龍之介『秋』

時は浪漫溢れる大正時代。文学の才能があると評判の信子は、文壇を志す幼馴染の従兄=俊吉といい仲だと噂されていた。ところが信子は大学卒業後、突然サラリーマンの男と結婚し、東京の実家を離れ、大阪へ。兼ねてから俊吉に恋心を抱いていた信子の妹=照子は、姉に後ろめたさと感謝を感じつつも、晴れて俊吉と結ばれ、東京にて新婚生活を始める。妹からの強い信望を心の支えに、平凡な夫との結婚生活をやり過ごしていた信子だが、俊吉と文学への想いが再び燻り出し……4人の男女が紡ぐ、儚く、歯痒い心と言葉のやりとり。
芥川龍之介作品集「秋」ほか

芥川龍之介『蜜柑』

ある曇った夕暮れ、横須賀発の汽車の席に座り、発車を待っていた「私」。 彼は、つまらない毎日や、新聞を埋め尽くす平凡なニュースに疲れ切っていました。 そこへ突然、田舎者の少女が駆け込んで来て、乗り合わせます。 みすぼらしい服装と髪型、落ち着きの無い様子に、「私」のイライラは増すばかり。 汽車は、「私」と少女を乗せて走り出します。 一体、どうなってしまうのでしょうか?
芥川龍之介作品集「秋」ほか

芥川龍之介『蜘蛛の糸』

極楽にて、池の縁を散歩していたお釈迦様は、地獄の血の池にいるカンダタを見付けます。 カンダタは、極悪人だったため、死後、地獄に落とされたのです。 お釈迦様は、生前カンダタが小さなクモを踏まずに助けたことを思い出し、 クモの糸を地獄に向かって垂らします。 糸につかまって地獄を抜け出そうとするカンダタですが…… 1918年、芥川龍之介が初めて児童向けに発表した短編作品です。
ののラジオ

国木田独歩『竹の木戸』

裕福な大庭家と、隣に引っ越して来た貧しい植木屋夫婦。井戸を共有するため両家の境の生け垣に竹の木戸が作られ、不思議な交流が始まった。 秋冬の寒さが深まり炭の価格が高騰する中、大庭家の炭が盗まれる事件が起きる。静かに事を見守る大庭家の主人=真蔵、植木屋の妻を犯人だと疑う女中=お徳、涙ながら夫に貧乏生活のつらさを訴える植木屋の妻=お源、それでも変わらない植木屋=磯吉…… 生活必需品の炭を巡り、日常生活と人間関係が、少しずつその均衡を崩してゆく。
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