会議室で会議しました

本日のお稽古は、初の横光利一作品、『春は馬車に乗って』です。

 

都会のビルの会議室で練習しました。

 

 

壁に、鳥のシールが!

なんかおしゃれです。

 

 

 

我々には不似合いな、ややアーバンな空間ですが、見事に使いこなしてやりましょう。

こんな偽物の鳥に、都会のオアシス感じて負けたりなんかしません。

 

今回、病床の妻を演じる溝端育和(やすな)さんと、看病に明け暮れる夫を演じる梅田拓さんです。

 

 

やすなちゃんは、舞台やテレビ番組に出演している俳優さんです。

ありがたやありがたや。

 

 

ナレーターは、このアンジェラアキさんみたいな、加賀美もちこさんです。

 

 

途中まではバリバリ本名の吉田素子さんでしたが、謎の改名を遂げて、今作品から加賀美もちこさんになりました。

改名のバックグランドに、大人の事情とか、特にありません。

脱退も卒業も事務所トラブルもなく、ただのプレーン純度100な再出発をしますので、温かくお見守りください。

 

 

吉田さんの手前にあるポテチが大変気になります。

これは、梅田くんが開発した「パーティー開け」です。

銀紙を下に下げることによって、エレベーター式にポテチがせり上がって来るという装置です。

 

 

賢いですね!!!!!

 

 

賢いついでに、備え付けのホワイトボードがあったので、賢そうに活用してみました。

早速、アーバンに取り込まれております。

 

 

「寝たきりになっている妻が、彼女特有の『檻の中の理論』で夫をしばってくる」という表現があり、複雑なので、「どういうこと?」というのを、みんなで図解してみました。

 

 

病床の妻は、健康な夫のことを「あなたは自由でいいわね」と責めてくるけど、夫からすれば、妻の看病をしなければならないので、自分のことをそれほど自由だとは思っていない……というすれ違いなのかな? 

妻がそうやって責めてくることそのものが、自由ではないっていうか、しばられてるってことなのでは? 

などと、活発な議論を交わしました。

 

 

やっぱり、ホワイトボードがあると、白熱した、活発っぽい雰囲気を醸し出せます。

 

 

もっとほんわかした感想なども言い合いました。

 

梅田くんが「最近何かで読んだんだけどね。文学の一番初めの書き出しって、作者が一番言いたいことっていうか、雰囲気が込められてるんだって。この『海浜の松が木枯らしに揺れていた』って、僕はすごい好き」と言ってくれました。

そこで、芥川龍之介の『秋』でも、一年中、海辺の家から、松の葉が見えていたね、という話になりました。

 

回し読みした感じ、みんな、この夫婦は渋い老夫婦のように思っていましたが、実際に調べると、どうやら横光夫婦が闘病していたのは20代前半だったり。

「えー! 若いんだね!」

 

 

みんなで、横光利一について、慌ててググり始めました。

芥川龍之介などと同じ年代でありながら、国語便覧ではサラッと流され、あんまり教科書でも扱われない、横光利一。

どんな人なのか、急にみんな興味が湧いて来ました。

 

 

 

また、

この会話を読んだ感じ、この夫婦って本当に仲良しなのかな? なんか嫌味の押収に聞こえたけど。

ネット上とかで「夫がすっごい優しい」っていう感想もあるけど、あんまり優しいとは思わなかったなぁ。

という話も出ました。

 

さて、この感想が稽古の後半でどう変化していくのか、楽しみです。

 

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