若山牧水が、お酒について「短歌をどんどん並べていくが、途中でちょっと普通に喋る」という、ちょっと変わった形式の作品です。
初っ端から「それほどに うまきかとひとの問ひたらば 何と答へむ この酒の味」から始まり、お菓子や水とは違った味わいについて論じ始めます。
お酒はどんな味の飲み物なのか、人間関係とお酒、洋酒と日本酒の比較、お酒は体に悪いのか……といったことを、全て短歌で表現していくのは、とても見事です!
そして、例に漏れず牧水も、「結構お酒を飲んでいるんだね」ということがわかってまいります。
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35-sakenosantokusho劇団のののテキストについて
劇団ののでは、みなさんにも元々の文章の味わいや朗読を楽しんでいただけるよう、オリジナルのテキストを作成しています。
テキストでは、朗読原稿としての読みやすさを大切にするため、原作に対し以下の加工をおこなっています。
・歴史的仮名遣い(古い書き方)を現代の仮名遣いに変更(例:「けふ」→「きょう」
・すべての漢字にルビ(ふりがな)を振る
・セリフの箇所を強調
・場面ごとにページを分割し、番号を追加
※ルビ・セリフ・場面分けは劇団ののの解釈によるものです。正しい読み方を示すものではありません。
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