夢野久作「縊死体」から
本日はまず、夢野久作『縊死体』の収録から収録です。ナレーションは梅田拓くん。
こちらは、栗田ばねさんと、梅田拓くんが話し合って練り上げた作品です。
ぜひお楽しみに。
直前まで熱心に練習
室内で収録している間に、宮沢賢治『注文の多い料理店』のキャストたちは、廊下で最終練習です。
山猫役の、セリフの読み方を最終調整しています。
我々は落書き劇団かもしれない
で、ここで、気付いたのですが。
栗田ばねさんのテキストをのぞいてみると。
やっぱり、ものすごい分量の落書きが。
劇団のののメンバーは、なぜこうも、テキストにユニークな絵を描く画伯が多いのでしょうか。
基本、稽古に集中していないんじゃないんでしょうか。
絶対、授業に集中できず、教科書に変なものをいっぱい描いてたタイプの人たちですね。
これもけっこう、精神鑑定に出したいタイプの絵でした。
紳士の収録
さて、いよいよ、「注文の多い料理店」の収録です。
まずは、2人の紳士から。
真剣に、音をチェックしています。
真面目な戸塚
静かに、いい子に、待機する戸塚駿介くん。もう、まるで空気のようだ。彼は、酸素だ。
ちなみに、戸塚くんは一体どんな落書きをしているのだろう、と気になって台本を見せてもらったのですが、真面目な書き込みしかしてませんでした。
大きな字で、行間に「ゆっくり」「ゆっくり」と書かれています。1人だけ、めっちゃ真面目に稽古してるじゃないか!
演劇をやっていると、どうしても早口の癖がつくかもしれません。演劇をやっていると、朗読のスピードは半分ぐらいに感じます。
真面目じゃないその他大勢
こちらは、静かに待てない大人たち。年齢は、戸塚くんより一回り上。
ずっと、きゃっきゃとはしゃいでいます。ずっと、笑っています。ずっと、ふざけています。
写真を撮られました。
吉田さんに、USJで買って来たおみやげを撮れと言われたので、撮りました。おしゃれですね、ハリー・ポッターのパッケージ。
吉田さんに、靴下が変だから撮るな、と言われましたが、撮りました。
すごくないですか? ズボンの縦のしましまに対して、格子模様をチョイスするあたり。
と思ったが、これは、吉田さんとしては、全体をモノクロのトーンでまとめたつもりだったけど、今、ズボンと靴下の模様の取り合わせがおかしい、と気付いたそうです。
そこは「あえての」と言っておけばいいと思います。
吉田さんの靴下センスの凄さには定評があり、以前、パンプスからドロンジョ様の靴下が丸見えで、同僚の方から「凄いね」と言われたそうです。
山猫の収録
などとやっていたら、山猫の収録の番になりました。
待機中ずっとふざけていたせいか、マイクテスト中もずっとふざけております。
あ、スズキさん、諦めないで!
しかし、演技になると、急に真面目に。
そこは女優なのでしょうか。どこに切り替えスイッチがあるのでしょうか。なぜ、紳士の収録の間は真面目に集中していられないのでしょうか。
みんな静かに見守っております。
ナレーションの収録
最後は、ナレーションで、締めです。
戸塚くんは、待機中も収録中も、いい子でした。そして、安定のクオリティーでした。
無事に完了しました
これで全ての紳士、山猫、ナレーション、そして平泉成さんを収めることができました。
ディレクターとして作品をまとめてくれた栗田ばねさん、ありがとう!
参考リンク
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