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※原作は旧仮名遣いのため題名は『蛾はどこにでもゐる』
小説家・横光利一は、若くして最愛の妻・きみを亡くしました。
きみの生前から死後にわたり、利一は繰り返し自分と妻をモデルにした小説を書きました。
今回は全2話中の第2話です。
作品紹介
妻を看取り、喪失感に捕らわれ、傷心の主人公。妻の実家では居たたまれず、恩師の元で隠遁生活を送る。
気晴らしに出掛けた先や、食事の最中、ふと何気なく気付くと、彼の周りにはいつも、一匹の白い蛾が飛んでいた。彼は次第に、蛾を死んだ妻だと思い、不思議な親しみを感じるようになる。
そんなある日、彼の文学のファンだという女性が訪ねて来るのだが……。
横光利一が闘病の末に妻を亡くした経験に着想を得た、自伝的小説です。
本編:約15分
出演者
栗田ばね
トーク
栗田ばね
スズキヨシコ
のあのえる
音素材をお借りしました
■ 製作:劇団のの(のあ のえる, スズキ ヨシコ, 加藤 綾音)
■ テーマ音楽:鈴木 悟
*作品本文は著作権保護期間を過ぎたものです。
朗読しやすいように行間やふりがな等を編集をしております。
*劇団ののでは、作品を通して感じ考えることを大切にしています。アフタートーク等における読みとり方・見解は、私達がこの作品の朗読を通して感じたことの一部で、あくまでも多様な見方の中の1つの見方です。
みなさんもテキストや音源を通して作品に触れる中で、自由に感じ考える機会を大切にしていただけたら嬉しいです。
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