とにかく とてもやりたくない
本日は、稽古中、ナレーターをやりたくないと言い続けた、吉田素子さんの収録です。
吉田さんは、本当にやりたくないようです、ナレーターを。
でももう本番ですからね。
とりあえずは、気合いを入れて、ドヤっています。
何しろ、今日だけ頑張れば、今日で終わりですしね。
ちゃっちゃと終わらせましょう!
しかし……
芥川の『秋』はとても長いので、キャストの収録は別に3時間、ナレーションも3時間の、別録りです。
なかなかの長丁場。
座ってるだけに見えますが、お腹から声を出して、まっすぐ座って、喉も乾くし、目で文字を追っているし、朗読は、結構疲れます。
なんでやりたくないかというと、噛むから、だそうです。
あと、信子と照子に感情移入しすぎて、すごくしんどい気持ちになるそうです。
繊細です!
そして すぐ止まる
吉田さんは、止めてほしいところまで読んだら、「はい」と手を上げて、録音を止めます。
これは以前の様子の写真です。
結構、すぐ止めます。
もうちょっと読むのかな、って思うと、わりとすぐ止めます。
ちなみに、吉田さんが噛んだ時は、スズキさんに止められてしまいます。
「長火鉢」を「ナガピカチ」と呼んだりして、止められます。
ナガピカチ……ポケモンぽいですね。
進化して長くなったピカチュウ……みたいな。
あと、途中までいい感じに読んでたのに、最後の最後で急に「は〜ん」などと言い出すので、止められます。
今度、吉田さんのNG集を作ったら面白いのではないかと考えています。
たまに集中できる
そして、稀に集中すると、吉田さんはものすごいゾーンに入ります。
たまに長めに録音が回ります。
しっとり読み上げております。
そんな長丁場。
演出は、2人が収録していて、あんまりやることがないので、「合間合間、吉田さんをセクシーに撮ること」に集中しようと思いました。
迷走しています。
この角度はどうなんだ。セクシーなのか。
っていうか、セクシーって、なんだろう。なんなんだ。
集中が途切れて、つっかえて笑う、吉田さんです。
これはどうなんだ。
長丁場!
結局、よく解らなかったので、壁の時計を撮りました。
気づけばもうこんな時間に!
収録中、ものすごく「カチッ!」と言うので、音が入るんじゃないかと、いつも不安に思うのですが。
けど、毎回、その音が入ってたことはありません。不思議です。
吉田さんがやりたくないけど頑張ったナレーション、とてもやる気なく収録したとは信じられないぐらい素晴らしいクオリティーなので、ぜひお聞きください。
参考リンク
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