芥川龍之介「秋」|みんなで収録しました

稽古場日誌
稽古場日誌

キャスト収録です

本日は、昨日のナレーター収録に引き続き、芥川龍之介『秋』の収録です!

本日は、キャストの演技部分です。

録音環境を整えます

まずは、機材設置。

機材をつなぎ、マイクの角度を調節します。

ナレーション代理は、演出。お行儀が悪いところが、彼女の1番の特徴です。

本番では一切使われませんが、キャストが稽古で演技してきた通りの間で読むために、ナレーション出しが必要になります。

自分の出番ではない人は、みんなが演技している間、テキストを確認し、誤読が無かったか、抜けが無かったか、変な雑音が入っていないか、などをモニターしています。

俊吉役、戸塚くん。

大事な役割です。

第1話は照子の手紙

照子役のスズキヨシコさん。

第1話は、彼女の長い長い手紙の音読から。

結構苦労していたシーンです。

手紙を読むだけで数分ありますので、抑揚を考えながら、長時間の息を持たせなければいけません。

第2話は信子夫妻

次は、第2話。夫と信子の生活のシーンです。

大正ロマンぽい色合いのドレスの信子さん。

囁くように喋るセリフが多く、マイクとの距離感が難しいです。

酔っ払う夫の愚痴、信子の泣き声など、元の文章にない音も色々録りました。

こちらも、ボソボソ喋るセリフをマイクに入れるのに一苦労です。

演技はばっちり。

中休みです

とても長くなったので、ここで休憩です。

足長戸塚

Caoriさんが、「戸塚は斜めに立つと脚が長い」ということに気づきました。

「いや、脚自体の長さは変わらないでしょ。そっちがどう見るかでしょ」と言いながら、長く見える撮影に応じ、おもむろに斜めに立ってくれる戸塚くんでした。

EXILEの誰か

こちらは、誰かがコンビニで当てた、「EXILEの誰か」のカードです。

「これ、誰?」

「けんじじゃない?」

「けんじ?」

「宮沢賢治?」

「ヨンハ」

「日本人でしょ」

「韓流ぽくない?」

「ていうか書いてあるよ、NAOTOだって」

「なおと」

「こんにちは、なおと」

劇団のの、新メンバー加入。

なおと。

よろしくね。

第3話は急展開

第3話は本当に急展開だから、見逃せないね!

さて、休憩も終わって、第3話は、信子が、俊吉と照子の家庭を訪れるシーン。

この作品の苦しい会話や衝撃のシーンは、だいたい、全部この辺りにギュッと詰まっています。

1番いっぱい練習したかも。

第4話は静かに怖い

そして、いよいよ、第4話。

昼下がり、照子と信子という、姉妹の静かなバトルシーンです。

モニターは、梅田くん。

あ、右端に暇そうな人が。

「いいから」

「俺じゃなくてあっち撮れって」

怒られたので、こっちを撮ります。

こっちを。

直毛でした。

なおとにも見せてやりました。

すごく嬉しそうですね、NAOTO。

よかった、寂しそうじゃなくて。

本物のなおとには、頑張れば、会えるっぽい。

いいなー。

ところで、信子役のかおりんさん。

ものすごく、役に入り込んで、熱演しています。

「私は照さんさえ幸福なら、何よりありがたいと思っているの。本当よ。俊さんが、照さんを愛していてくれれば――」と最後の決めゼリフを言った瞬間……

Siriが起動して「おっしゃっている意味がよくわかりません」と言い出しました。

しっかり録音に入っています。

最後はフリートーク

さて、最後は、フリートークのコーナーを2回分、収録しました。

こちらは、名夫婦、夫・梅田拓くん、信子・Caoriさん。

本編では喧嘩ばかりしておりますが、トークは仲良くしゃべっているので、ご安心ください。

こちらも、夫婦、俊吉・戸塚駿介くん、照子・スズキヨシコさん。

なんだろう、溢れる夫婦漫才感。

どっちも手が「どーもー」って感じがありますね。

実は本編ではほとんど会話が無かった、不思議なコンビでしたが、和やかに、楽しいトークが仕上がりました!

参考リンク

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作品に登場する古い言葉、難しい言葉の読み方や意味の解説はこちらから↓

作品本編はYouTubeでも配信中↓

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